何の特徴も無い…、なんてことを耳にすることがありますが、
実は特徴に気づいていないだけで、特徴が無いのが特徴なんてことは、
ないのだと勝手に考えています。
よく聞くのは、
話のうまい人は営業に向いていない…とか、
聞くことの上手な人は仕事のできる人である…という話です。
私がこれまで、なるほどと思った話を二つ。
ひとつめ。
あなたが好きな人を何人か挙げてください…
という問い掛けに対して、
思い挙げた人を考えてみると、その人は必ず、聞き上手な人である…ということです
という話。
ふたつめ。
営業で最も大切なことは、
商品を売り込んではいけないということです。
商売の基本は、
お客様の抱える問題を解決することです。
まずは、お客様の立場に立って、
どういったことで困っているか、
悩みを抱えているか、欲していることは何か、
を聞くことです。
その解決策として、
自分たちが持っている商品やサービスが
役に立てそうなのであれば、
そこから、こちら側の話をスタートさせなくてはいけません。
つまり、聞けなければ、提案はできないのです。
この二つの話を合わせると、
聞き上手 ⇒ 好きな人 ⇒ 好かれる営業マン
というフローが出来上がります。
なんと素敵な話ではありませんか。
話を聞くことが上手という特徴・特技を持っている人は、
人生を楽しめて、成功する人であるといっても過言ではないでしょう。
おとなしい人、控えめな人、自分を前面に押し出さない人、
いろいろと表現はあると思いますが、どうも必要最低限のことを言うだけにして、
あとは、相手から気持ちよく話を聞きだすかが大切だ…
ということになりそうです。
現代は、なんだかプレゼン上手が
ビジネス上手のような風潮が
幅を利かせているようにも思えますが、控えめな人の方が、面接していても好感を持つ場面が多いですね。
ここぞとばかりに、話しまくる人には、
もう結構ですよ…と言いたくなります。