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このブログは就職専門のブログです。 今後も、宣伝・広告の類は一切載せませんので、学校関係の方は、安心して学生にお薦めください。

2013年2月18日月曜日

就職成功の黄金律-43 正規と非正規、そしてブラック

私が社会人
(なんで学生は社会人じゃないの..!?っていつも思っていますが、
 これはまた別の機会に)
になったころは、
正規、非正規などという区分けは意識する必要がありませんでした。

そもそも、非正規という表現はしていませんでした。

定年後に再雇用となった人は、嘱託社員、
あとは、パートタイマーかアルバイト。

つまり、雇用期間を定めずに雇われた人は、
みんな正規社員だったので、いまのように、
有期雇用契約=非正規社員という図式は、
意識したことがなかったというわけです。

で、現代は、正規社員での地位を獲得するために、
新卒、既卒の人の多くが、たいへんな努力を続けています。

そこには、正規=雇用の安定、非正規=雇用の不安定という図式もあって、
非正規はとにかく駄目だし損だし将来が見通せない、という印象です。

しかし、正規社員での採用をやっと勝ち取ったと思いきや、
入ってみたらそこはブラックで、鬱になり、よれよれになって退職...
という事例も少なくはないというのが現実です。

以前の章でも書きましたが、
三年いる価値の無い会社の事例も示しましたし、
「えーっ、あんな有名な会社でもリストラするために、
 そんなブラック的なことをやってるんだぁ」みたいなこと、
もはや、珍しくなくなってきています。

だからといって正規社員を目指さなくてもよいと
言ってるのではありません。

やはり、新卒で正規社員として雇用されなかった人は、
その後の面接においても、そこの理由を必ず問われますし、
採る側からの印象では、何十社も受けて駄目だった人なんだから、
きっと、どこかに難のある人なんだろうな...という色眼鏡で
見てしまいがちなのです。

こんなご時世ですから、ずうっと順風満帆に65歳まで同じ会社で、
なんて考えている人は少ないと思いますが、
みなさん、何回かは、好むと好まざるにかかわらず、
職を変える局面というのは訪れる可能性は高いと思います。

そこで、ひとつの考え方を提示したいと思います。

1.どんな小さな会社でもかまいません。
  その代わり、必ず正規社員として入社すること。

小さい会社はブラックかどうかは、情報が少ないので、
見分けはつきにくいと思います。そこで、見分け方。

・その会社は、存在するエリアに根ざした会社であるか。
・創業者がその地の出身で、地元の名士とまではいかなくとも、
 地元の人々に親しみを持たれている人か。
・会社が商工会議所の会員、二代目が青年会議所のような組織に
 参加しているか。

以上は、あくまでも地方都市における話ですが、
大都市においても、エリア、エリアでは、
この手の情報は、けっこう入手しやすいものです。

2.最近は、中堅・大手企業も新入社員教育に手間暇をかけられません。
  ということは、手がかからずに即戦力となる若手中堅社員を
  中途採用するという企業が増えています。

3.つまり、どんなに小さな会社でも、3年、5年とやってきた実績は、
  中堅・大手企業にとっては魅力的なんです。
  ましてや、小さい会社では、いろいろな仕事、新人にでも責任ある仕事を
  どんどん担当させますから、やる気次第では、
  中堅・大手企業にいるよりも、ビジネス力は自然に高まります。

そんなわけですから、小さめの会社に入って、
その後のことは、それから考える..くらいの気持でよいのではありませんかねぇ。

そこが気に入って、そこでトップを目指したってよいわけですし。

私、昔、ソフトバンクの孫さんに会って話したことがあるんです。

孫さんは、昔、カセットレコーダーがパソコンの外部記憶装置の役割を果たしていたころ、
そのゲームソフトのデータをカセットテープに録音して売っていた当時、
その卸の会社を始めて、そんなに経っていなかったように記憶しています。

だから、会社名が「ソフトバンク」なんですよ。

あの孫さんの小さな会社が、いまはどうでしょう。

今は小さな会社でも、創業社長が意欲に燃えていれば、
いずれ大化けする..ということもあるというのが、今の世の中なんですね。