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このブログは就職専門のブログです。 今後も、宣伝・広告の類は一切載せませんので、学校関係の方は、安心して学生にお薦めください。

2013年5月20日月曜日

就職成功の黄金律―48 起業したいと考えるあなたへ

将来は、起業したいと考えている人。

しかし、なんとなく、漠然としたイメージしかなく、
具体的に何をどうして商売とする...っていうのが、
しっかりと計画できていない場合の方もいることでしょう。

いやいや、もうすでにアイデアは固まっていて、
事業計画もかなり綿密に立てている。
あとは資金の調達・返済を、どのようにするか決める段階、
という方もいるでしょう。

まぁ、いずれにしても「起業」を考えるからには、
「何で食っていくか」について
プランを持っているということだと思います。

何年か前に、
就職できなかったから、
どこかの地方都市で市議会議員選挙に出て当選し、
議員としての報酬が初給料...という人がいました。

これなどは、
何がどう転ぶかわからない...という一例ですが、
起業する場合は、やはり、こういった場当たり的なノリでは、
うまくいかないような気がします。

だからといって、いくらプランを綿密に構築しても、
アイデアそのものが陳腐であったら、
これは、見向きもされませんね。

私の、これまでの見聞きした話で言いますと、
起業で成功している人というのは、
「何かをしようとして、何かのサービスを受けようとして、
こういうことやっている会社ないかな...と探してみて、
無いのなら自分でやってやるか...」っていう人が多いんだと感じています。

アイデアの後は、プランです。

ところが、いろいろな人に会って話をしてみると、
起業することを先に決めて、お金もある程度貯め込んで、
いよいよ、という段階で、「さぁ、何をやろうか...」って人が多いんです。

それは駄目です。
せいぜい、流行りのFC点に加盟して、
高いロイヤルティーを支払わされるのが関の山です。

よいアイデアとは、
他では扱っていない商品、やっていないサービスのことです。

もしくは、他でやっていたとしても、
品質は同等以上で、
コストを現状の半額以下にした商品、サービスです。

さらに、コストが半額で、付加価値を上げることができたら、
これは、もうすごいことになりますね。

必要は、発明の母です。
あなたが、なんでこういうことやってくれるところが無いんだろうか...
と思ったこと、これまでの人生において何度ありました?

アイデアについては以上ですが、
いまは、インターネットという私が学生の時には考えられなかった
ものすごいツールがありますから、
たとえば、生命保険、ホテル、クルマのリース等々、
高付加価値で低コストの新たなサービスが続々と生まれていることを
どなたでも簡単に確認することができます。

さて、問題は、
アイデアがこなれてきましたら、
それを、どのようなプランで実行に移すか..ということになります。

このブログ、
学生もしくはアラサーまでの方を想定して書いておりますが、
そういった方々に不足しているのは「経験」です。

私は、今回、ここを一番強調しておきたいのですが、
それは、不足している「経験」を補う方法について、です。

ここでいう経験とは、
いわゆる成功体験のことではありません。

新たなビジネスモデルを築くには、
むしろ成功体験は、邪魔になります。

ここでいう経験とは、広義の意味では「世間」、
狭義の意味では「商慣習」といったようなことを意味します。

取り引きにはいろいろな知識が必要ですし、
営業の手法も千差万別です。

しかし、せっかくのよいアイデアを持ち、
起業しようとしているあなたに欠けているのは、
そういった経験なのです。

さこで、あなたの周りを見てみます。

いろいろなビジネスを経験してきた人たちが
たくさんいることに、改めて気づかされます。

父、母からはじまって、おじぃちゃん、おばぁちゃん、
おじさん、おばさん、兄、姉、いとこ、
一通りこういった人たちの経歴を見てみたときに、
あぁ、あのおじさん、自分で小さいながらも、
何人か雇って会社やってるなぁ..なんてね。

若い世代の人が起業して成功している例は、
数え切れないほど、たくさんあります。

そして、その若い起業家が成功を収める場合のほとんどが、
アドバイザー役・ご意見番的な年長者を
そばに配置しているわけです。

ですから、あなたの経験を補ってくれそうな人が思い浮かんだら、
早速、起業のアイデアをぶつけてみましょう。

経験はなくとも、素晴らしいアイデアがあれば起業はできますが、
成功するかどうかは、あなたの経験不足を補ってくれる
経験者の有無によるところが大であるということ肝に銘じてください。

起業のアイデアはあるのだけれど、
実際の起業は自分でビジネスを経験してから、と考えている、あなた。

アイデアは斬新とは言えないけれども、
あくまでも時流時流の変化に対応する切り口の持って行き方で勝負するのであれば、
おっしゃるように、経験を積んでからの方が、むしろうまく行くでしょう。

しかし、目のつけどころ(斬新さ)で勝負する場合には、
時間との戦いになる場合が圧倒的に多い。

そのうちに...と思っていたら、考えていたことを
他にやられてしまった...ということは、本当によくある話なんですね。

ビジネスモデルの特許申請だって、早いに越したことはありません。

いずれにせよ、考えに考え抜いて起業したら、
松下幸之助さんが言っているように、
「失敗しない最大の秘訣は、成功するまでやめないこと」
くらいの性根を据えて取り組むことです。