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このブログは就職専門のブログです。 今後も、宣伝・広告の類は一切載せませんので、学校関係の方は、安心して学生にお薦めください。

2013年1月9日水曜日

就職成功の黄金律―40  地方出身の大学3年からの相談

メールをいただきました。

現在、就職活動中の大学3年生。

暮れから正月、実家に帰って、
父、母、祖父、祖母と就職について話してきました。。

という、北陸に実家のある長男。
姉と二人の兄弟というか姉弟ですね。

東京にある大学の文系学部の彼に、
当然、あなたは誰だかわからずに
メール返信しているのだから、
本人が特定できるはずもないので、
当ブログでケーススタディとして、
紹介してもよいかと尋ねたところ、
OKをいただいたので掲載することにしました。

彼は、
実家にほど近い大手企業への就職を希望しています。

彼の実家がある地域が企業発祥の地であり、
いまとなっては、世界的な企業です。

彼は、当ブログの最初の方の記事を読んで、
興味をもってくれたようです。

「若い頃は都会勤務でも、将来、実家に帰るには」
というったようなテーマでした。

まあ、ノウハウといえるようなしろものではないのですが、
あまり、こういったことについて書かれたものは流布しておらず、
参考になるといったご意見も、まま寄せられます。

今回の相談も、
その点はよく読んで理解してくれたうえでのものでした。

ポイントは、どうも、
在籍している大学からは採用実績がほとんど無い..
という悩みのようでした。

最近、このブログで、
採用実績校として多くの人材を輩出している大学群とは異質の
あまり聞いたことのない大学から、
なんかポツンと1名実績があったりするのはコネ採用だから、
そこに期待するのはやめよう。
みたいなことを書いたものですから、
ちょっと申し訳ないような気持になってしまいました。

さて、私からのアドバイスです。

まずは、
その会社が子会社を含めたグループ会社採用を
一括でしているかということです。

東京の本社は、国内全域はもちろん、
海外勤務も希望する人材を採用し、
今回ご相談の方の実家がある北陸地方の生産拠点を
子会社として独自採用している場合などは、
グループ会社一括採用をしていない例となります。

本社、子会社一括採用の場合は、
子会社採用希望で書類を出せば、当然、
子会社採用として内定を得る確率は、
本社採用で内定を得る確率よりも高くなります。

問題は、本社、子会社が個別に採用している場合です。

この場合は、迷うことなく、
地元の子会社に応募することです。

まずは、子会社の内定を得ることに全力を挙げます。

しかし、東京に未練があるのであれば、
出身地区に近いところに事業所(工場、支社、支店等)がある
別の会社を見つけて、そこでの内定獲得に動き、
首尾よく内定を取れたら、
どちらにするかは、それから考えればよいでしょう。

但し、後者の場合、東京勤務となるかどうかはわかりませんし、
そもそも、その企業が、あなたの在籍する大学群から、
ある程度の採用実績があるかどうか問題です。

また、その会社が、
あなたの好きな商品やサービスを提供しているかどうかも
心配です。

今回は、自分の「好きなこと」よりも
「勤務地」を優先する就職活動についてのご相談でしたが、
もう一言踏み込んで話をするならば、
この方の場合は、
東京か北陸の地元かエリアを定めて、
「好きなこと」をテーマに就職をした方が幸せになれると思います。